長年続けたパートでも、子供の進学や新居への引っ越し、旦那の転勤など様々な要因により
退職するケースがあります。
パートを円満に辞めたいけれど、人手不足などで言いづらい、引き止められるケースもあるようです。
この記事では、円満にパートを退職できるにはどのようにすればいいか、
タイミングや伝え方など対処法をお伝えいたします!
1. どんな時に辞めたい?
よくあるパートを辞めたい理由
・人間関係での悩み
長年勤めてきたパート先でも、社員さんが変わったり仲のいいパートが抜けてしまったりと
関係性が変化することでストレスを感じてしまう
・仕事にやりがいがない
パートという業務形態の都合上、同じ作業の繰り返しや雑用ばかりで楽しくない、やりがいがないと感じる人が多いようです。
・子ども、育児との兼ね合い
子供が進学したり、習い事への送り迎えなど新学年、新学期にはライフスタイルが変化することが多く、職場に不満はないけれど続けられない…というケースもあります。
・夫の転勤が決まった
できれば続けて努めたいが、転勤により引っ越しを余儀なくされ仕方なく…という場合もあります。
2. 辞めやすい退職理由とは?
パートの退職理由は、個人的な事情や職場の理解を得やすい内容を選ぶのがポイントです。
パート先が近くのコンビニやスーパー、生活に直結する業種の場合、辞めた後に利用しづらくなってしまう恐れがあります。
以下のような理由が比較的理解を得やすいとされています。
家族の事情
家族の介護や育児といった理由は、同じパート仲間からも理解しやすいものです。
子どもの進学や進級、習い事などの影響がある親は周りにも多いでしょう。
健康上の問題
長時間の立ち仕事や体力的な負担がかかる職場の場合、職場側も考慮してくれることが多いです。
ある程度退職者がいることを見込んでシフトを組んでいる可能性もあります。
スキルアップやキャリア変更
新しい資格取得や別の業種に挑戦するためという理由も好印象です。「新たな目標に向けて努力したい」という姿勢は前向きに受け取られやすいです。
ただし明らかな嘘や大げさな内容だと後で聞かれた場合に取り繕う必要が出てくるため、要注意です。
家庭の事情による引越し
配偶者の転勤や家庭の事情での引越しは、避けられない事情として理解が得られる理由です。
ただし実際に引っ越さないのに理由にしてしまった場合は、その職場の近くに行くと気まずい思いをする可能性があります。
3. 退職を伝えるタイミング
退職時期を伝えるタイミングは、職場の就業規則や引継ぎのスムーズさを考慮することが大切です。一般的には、1~2ヶ月前に伝えるのが理想ですが、状況によっては2週間前でも問題ありません。
2週間前
期間の定めのない雇用契約(=無期雇用契約)の場合、民法でいつでも退職を申し入れることができるとなっています。
その場合、2週間経過すれば会社の同意に関わらず退職することが可能です。
就業規則に決められた期間が必要なケース
期間が定められている雇用契約(=有期雇用契約)の場合、前述のケースとは違い、原則、期間を満了するまで退職することができないことになっています。
あらかじめ退職の申し出期間を確認しておくとよいでしょう。
ただし、やむを得ない事情がある場合は有期雇用契約でも速やかに退職することができるケースもあります。
4. 退職理由の伝え方のポイント
後腐れなく退職するために必要なポイントがあります。
退職届を提出する
口頭でのみ伝えた場合、聞いた聞いてないというトラブルが発生するだけでなく、いつ退職を申し出たのか、ということが重要になるからです。
貸与物を速やかに返却できるようにしておく
職場から借りている備品や制服などは速やかに返却する必要があります。退職直前にバタバタと用意するとトラブルになりかねないので、あらかじめ何を借りていたか、使用していたか確認しておくとよいでしょう。
退職代行サービスを利用する
自分で退職を申し出にくい、トラブルが予想できる場合は退職代行サービスを利用する手もあります。有給消化や最後の給与などでトラブルになるケースもあり、予想される場合は弁護士事務所提携や弁護士監修の退職代行サービスを利用することで安心して退職することができます。
まとめ
長年勤めたパート先を円満に退職するためには、自身の状況に応じた適切な退職理由とタイミングが重要です。職場の就業規則や契約内容を十分に確認し、必要な手続きを計画的に進めることで、後腐れなく次のステップへと進むことが可能です。
また、トラブルを避けるために、退職届の提出や貸与物の返却を確実に行うとともに、場合によっては退職代行サービスなどのサポートも検討するとよいでしょう。この記事を参考に、自分に合った方法で円満な退職を実現し、次の新たなスタートを自信を持って踏み出してください。
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