ヤバイ新人研修という言葉、聞いたことありませんか?
まず、入社後に最初に待っているイベントが新人研修。
「社会人の基礎を学ぶ大切な期間」と言われるものの、実は会社の本質が最も露呈しやすい場でもあります。
そして中には、「え?これ研修っていうより洗脳では…?」と思ってしまうような“ヤバイ新人研修”も存在します。
今回は、そんな「これはちょっと危ないかも?」と感じる新人研修あるあるを5つご紹介。
もし「辞めようかな…」と悩んでいるなら、ここで紹介するチェックポイントを自分を守るヒントとして活用してください。

ヤバイ新人研修とは…?
1. 大声で挨拶・返事を強制される

「おはようございます!!!!」
「はいっ!!!!!!!!」
体育会系のノリで、異様なまでに大きな声を出すことを強制される研修。
しかし声が小さいと「やる気がない」と叱られ、何度もやり直し。
その結果研修がもはや音量コンテストになってしまうケースも珍しくありません。
確かに挨拶や返事は大事ですが、声の大きさ=人間力ではありません。
こうした指導は、精神的コントロールの第一歩とされることもあります。
例えば、次のポイントに当てはまるなら要注意です。
☑ 研修で人格否定されていない?
☑ 声を出すことが目的化していない?
当てはまったら、一旦立ち止まって考えてみましょう。
というのはこの社風の場合、部署に配属された後もパワハラが横行している恐れがあるからです。
2. 謎の自己啓発ワークが多い

- 「人生で一番つらかったことを書け」
- 「自分の弱さを語り、涙を流せ」
- 「社員の前で夢を叫べ」
このように精神論メインの自己開示ワークを何日も繰り返す研修、あります。
そのためその場のテンションに流されて「これが社会人ってことか…」と信じ込んでしまう新人も。
でも冷静に考えてください。
仕事に必要なスキルって、そんな“涙の共有”なのでしょうか?
注意すべきサイン
チェック項目 | どう危険? |
---|---|
弱みや過去の失敗を執拗に語らせる | 情緒を揺さぶり、批判しづらい空気をつくる |
“夢”や“覚悟”を大声で叫ばせる | 集団同調で異議を唱えにくくする |
研修の目的が数値化されていない | 実務スキルより精神論が優先される |
もしこれらに当てはまるなら、その結果研修が“洗脳まがい”の方向へ進んでいる可能性があります。
だからこそ一歩引いた視点で「このワークに業務上の必然性はあるか?」を自問してみましょう。
そうすることで自分を守る判断材料が得られます。
- 「感情を出せ=忠誠を誓え」にすり替わっていないか要注意
3. 研修中に携帯没収・外部連絡禁止

例えばよくあるのが…
- 研修期間中はスマホ使用禁止
- 家族にも連絡してはいけない
- 同期との私語も厳禁
- 合宿所に閉じ込められ外出できない
という“完全隔離”スタイルがあります。
その上自由時間が一切なく、軍隊さながらの環境に置かれるケースも珍しくありません。
ここまで極端なルールが敷かれる背景には、従順な人材をつくるという意図が潜んでいることも。
つまり本人の意思や思考を封じ、会社の価値観に染め上げるのが真の目的になりがちです。
4. “吊るし上げタイム”──見せしめ型パワハラに要注意

まず、ロールプレイや発表のたびに先輩や上司が大声で叱責し、
- 一人だけ立たされて反省文を読まされる
- 「お前は使えない」と何度も言われる
といった“公開処刑”スタイルの指導を行う会社があります。
しかしこれは教育ではなく、パワハラの温床です。
その結果新人の心が折られ、「はい」としか言えない従順な社員を量産してしまいます。
💡「厳しい研修」と「人権を無視したしごき」はまったく別物。
「新人は怒られて当たり前」では済まされません。
5. 街中で名刺交換させられる(=飛び込み営業の練習!?)

- 「今から街に出て、10人に名刺交換してください」
- 「とにかく声をかけて、コミュニケーション力を磨け」
- 「断られても笑顔で話し続けろ!」
これ、実は「研修を装った飛び込み営業」や「テレアポの精神鍛錬」の一環として行われることも。
もちろん名刺交換の練習は大事ですが、
いきなり知らない人に話しかけるよう指示するのは、目的や安全面の配慮がなければ完全にアウトです。
場合によっては、
- トラブルに巻き込まれるリスク
- 会社の看板を背負ったまま無許可で営業まがい
- 精神的に大きな負担
など、新人に大きな負担を強いる危険な研修内容となっていることも。
- 明確な意図説明なし+断れない空気でやらされるなら、かなり危険信号です。
ヤバイ新人研修を受けたら、どうしたらいい?

まず、自分の感覚を信じてOKです。
「なんかおかしいな…」「怖いな…」と感じたなら、それは“自分の中の健全なセンサー”が働いている証拠。
そして、つらいときには以下の選択肢もあります:
✅ 同期に仲間を見つける
同じ境遇に置かれた同期の中で、冷静な判断ができる人と話してみましょう。
✅ 会社の人事や別の窓口に相談してみる
会社ぐるみ行っている場合は難しいのですが、
直属の研修担当者ではなく、別部署の人事に話すことで対応が変わる場合もあります。
そのためブラック研修に遭遇したらまず証拠を残しましょう。
✅ 家族や信頼できる人に話す
「考えすぎ?」「せっかく内定もらったのに」「気のせいじゃないかな…」
などと悩んでしまう時こそ、第三者の視点が必要です。
冷静な視点での意見を取り入れてみましょう。
✅ ヤバイ新人研修後に「しんどい」と言ったら怒られる or 無視される
「これから社会でやっていけないぞ」
「俺たちもみんな通ってきた道だ」
研修が終わったタイミングで「社風が自分に向いていない」と思って周囲に相談しても解決しないケースです
そんな対応こそ、ブラック企業の可能性があります。
そのため、今後も働き続けても違和感を感じることが増えていくでしょう。
✅ 無理せず退職も視野に
新人研修の時点で異常さを感じる会社は、その後の現場もブラックな可能性大。
精神的に限界を感じるなら、退職代行などのサービスも検討してみてください。
まとめ|ヤバイ新人研修には「逃げてOK」

結論として、ブラック研修を受け続ける必要はまったくありません。
社会人になったばかりで、「会社ってこういうものか…」と思ってしまいやすい新人研修。
でも、もしそこに過度な精神論・パワハラ・人格否定が含まれていたら、それはあなたを守る研修ではなく、壊す研修です。
また研修を耐えても、「結局ブラック企業だった」なんてことも…
🌱 社会人としての第一歩は、「自分を大切にすること」から。
「このままで大丈夫かな?」と不安に思ったときは、一人で抱え込まず、相談や行動に移すことが未来を守る選択肢になります。
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